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3月28日号 THF Communication No.251

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■■■                        
■■        THF Communication !!      
■                   <No. 251>
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◆What's New ◆
~最新のTHF関連トピックスを紹介します~

□スマートダイエット教室開催のご案内

「スマートダイエット」は、筑波大学の研究成果から開発された、
食生活改善(食育)を中心とした減量教育プログラムです。
4月から全8回のスマートダイエット教室を2教室開催いたしますので、
以下ご案内いたします。
みなさまのお申込みをお待ちしております。

【日 時】
 (火曜)4/26、5/10、17、31、6/14、28、7/12、19
 (木曜)4/21、28、5/12、26、6/9、23、7/7、14
  時間:初回10時~12時、2~8回目10時~11時半
【場 所】 株式会社THF
      住所:茨城県つくば市天久保2-14-2 つくばイーストビル 301室
【対 象】 減量したい方(各先着5名)
      ※定員を通常の半分にし、十分な感染症対策を取った上で開催します
【受講料(1人あたり)】 税込32,000円(別途教材費税込3,500円)

【申込み方法】
      ■電話から 029-861-7617(月~金:10~17時)
      ■webから http://thfweb.jp/
 
教室の詳しい内容は、弊社ホームページをご覧ください。
https://thfweb.jp/01overview/smartdiet/tsukuba-class/

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□田中喜代次(THF代表取締役、筑波大学名誉教授)コラム
最近は炭水化物(糖質)を控えることがブームですが・・・

国立がん研究センターがん対策研究所予防関連プロジェクトの
研究グループは、多目的コホート研究JPHCの膨大なデータを
用いて低炭水化物食とがん罹患との関連性を調べ、その結果を
Cancer Sci(2021年11月25日オンライン版)に発表しました。
炭水化物(糖質)制限食=健康長寿食といったイメージを抱く人が
多い時代ですが、一般国民にとって意外な(?)、一部の研究者に
とっては当たり前(?)と感じられる研究結果が出ました。
食事全体に占める炭水化物の割合が低い場合、がん罹患リスクが
高かったと報告されました。この関連性は脂質および蛋白質の
摂取源が動物性食品の場合、より顕著であるという結果でした。
つまり、ご飯、パン類、麺類などの炭水化物の摂取量を減らす代わりに、
たんぱく質や脂質の摂取量が増えてしまった結果と考えられます。
動物性食品を摂取することで、たんぱく質と脂質の摂取割合が高まる
ため、低炭水化物食=健康長寿食とは言えないようです。認知症予防や
要介護化予防等における運動も食事も、やはりバランスが大事だと
思われる結果でした。

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◆ Academic News ◆

【British Journal of Sports Medicine】
筋強化活動(筋力向上活動)と死亡および非感染性疾患のリスクの
関連を検討したコホート研究のシステマティックレビューとメタ解析。
筋強化活動(実質、測定されているのは「活動」ではなく「運動=筋トレ」)
を実施していると、総死亡・心血管疾患・全がん・糖尿病のリスクは
10~17%低い値を示した。総死亡・心血管疾患・全がんはJ字の関連を示し、
週30~60分の範囲で最もリスクが低かった。糖尿病はL字の関連を示し、
リスクの減少は週60分まで顕著でその後はゆるやかであった。筋強化活動と
有酸素性の活動を組み合わせると、それぞれ単独で実施するよりも、総死亡・
心血管疾患死亡・全がん死亡のリスクは大きく減少した。
https://bjsm.bmj.com/content/early/2022/01/19/bjsports-2021-105061.long

【Lancet Public Health】
1日1万歩に意味があるかどうかを確認するためのシステマティックレビューと
メタ解析。15の研究に含まれる47,471人を中央値で7.1年間追跡した結果から、
歩数と全死因死亡率との関連を検討した。歩数を四分位で分けると、
第1四分位群(Q1)の中央値は3,553歩、第2四分位群(Q2)では5,801歩、
第3四分位群(Q3)では7,842歩、第4四分位群(Q4)では10,901歩であった。
Q1と比較した全死因死亡の調整済みハザード比は、Q2で0.60(95%信頼区間:
0.51-0.71)、Q3で0.55(0.49-0.62)、Q4で0.47(0.39-0.57)であった。
このことから、歩数が多いほど死亡率が低くなる関連が認められた。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2468266721003029?via%3Dihub

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◆ 気になる健康関連ニュース ◆

□ 令和2年完全生命表公表 男女とも過去最高を更新

厚生労働省は3月2日、国勢調査に基づく5年に1度の令和2年「完全生命表」
(第23回生命表)を公表した。日本にいる日本人の平均寿命は男81.56年、
女87.71年となり、前回の平成27年完全生命表を男で0.81年、女で0.73年
上回った。死亡率は男女ともほとんどの年齢で低下しており、確定数で算出した
平均寿命としては過去最高を更新した。また、令和2年完全生命表での65歳の
平均余命は男19.97年、女24.88年となっている。新型コロナウイルス感染症の
流行を受け、主要各国で平均寿命が短くなる中、日本は平均寿命が延伸している。
完全生命表は、日本にいる日本人について、その年1年間の死亡状況が今後変化
しないと仮定したとき、各年齢の人が1年以内に死亡する確率や、平均してあと
何年生きられるかの期待値などを、死亡率や平均余命等の指標で表すものである。
毎年公表の簡易生命表では総務省の人口推計などを用いており、令和2年簡易生命表
の平均寿命(男81.64年、女87.74年)と比較すると、完全生命表の平均寿命は
若干下がっている。

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◆ お知らせ ◆

□次号の発刊は、令和4年4月25日(月)です。
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東京では3月20日に桜の開花が発表されました。綺麗な桜を見ると
幸せな気持ちになります。短い開花期間を楽しみたいと思います。

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