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5月25日号 THF Communication No.301
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■■ THF Communication !!
■ <No.301>
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◆ What's New ◆
~最新のTHF関連トピックスを紹介します~
□田中喜代次(THF代表取締役、筑波大学名誉教授)コラム
~高血圧症に処方されるCa拮抗薬とARB~
Ca拮抗薬(カルシウム拮抗薬)は、現在、国内において最も多く使われている降圧薬です。主作用は、血管を拡張して血圧を下げることにあり、そのためには血管平滑筋のカルシウム(Ca²⁺)流入を抑えるとされています。Ca²⁺が細胞内に流入すると、アクチンとミオシンが相互に作用し、血管の筋肉(血管平滑筋)が収縮し、縮むとされています。この作用を弱めるのがCa拮抗薬です。薬剤(成分)名としては、アムロジピン、ニフェジピン、シルニジピンなどが挙げられます。なお、アムロジピンの商品名はアムロジンです。副作用としては、足の浮腫(むくみ)や顔面紅潮、稀に動悸などが起きると言われています。
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)も、国内で最も処方頻度が高い薬です。主作用は、血管収縮を抑制するもので、その機序としてレニン・アンジオテンシン系の抑制があります。腎臓からレニンが分泌され、最終的にアンジオテンシンIIが作用して血管を収縮させますが、その“作用”を遮断することで、血圧上昇系の働きを弱めるとされています。
薬剤(成分)名としては、ロサルタン、カンデサルタン、テルミサルタン、オルメサルタンなどが挙げられます。副作用としては、高カリウム血症や腎機能悪化(腎動脈狭窄時)が起きうるようですが、その確率は非常に低いとされています。なお、ARBとCa拮抗薬のいずれが高齢者にお勧めかといった研究もなされています。
【監修:吉村隆喜(育和会記念病院院長、循環器内科、医師、医学博士)】
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◆ Academic News ◆
【British Journal of Sports Medicine】
場面別身体活動とメンタルヘルスとの関連を検証した372の研究(研究参加者約332万人)のシステマティックレビューとメタ解析。余暇身体活動はメンタルヘルスと正の関連(r=0.205)を示し、精神的不調とは負の関連(r=−0.149)を示した。移動に伴う身体活動(r=0.138)や家事での身体活動(r=0.096)もメンタルヘルスと正の関連を示した。一方、仕事関連の身体活動は精神的不調と正の関連(r=0.134)を示した。結論として、メンタルヘルス改善には余暇での身体活動が最も有効であり、その促進が推奨される。
https://bjsm.bmj.com/content/60/4/267.long
【European Heart Journal】
英国バイオバンクの前向きコホート研究のデータセットを用いて、加速度計96,408人と質問票375,730人の身体活動データと死亡および疾患発症との関連を解析した。その結果、総身体活動量に占める高強度身体活動(VPA)の割合が高いほど、心血管疾患、2型糖尿病、認知症など8つの疾患と全死亡の発症リスクが低下した。VPAが4%超の群では0%の群に比べて29%~61%リスクが低く、身体活動量より活動強度の寄与が大きかった。
https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehag168
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◆気になる健康関連ニュース◆
□社会的孤立の死亡リスクは低学歴、喫煙者等で高いことが明らかに
社会的に孤立している人は、そうでない人に比べて成人で死亡リスクが約33%、高齢者では約35%高いとされているが、教育歴や所得などの社会的属性によってどう異なるかは分かっていなかった。そこで、京都大学大学院医学研究科の近藤尚己教授らの研究グループは、JAGESのデータを用い、社会的孤立の影響をより強く受ける人を特定し、介入による効果を分析した。
その結果、社会的に孤立している高齢者において、より高齢である人や男性、低学歴、喫煙者などで生存年数が最大3~4倍短くなることが分かった。低学歴の高齢者の社会的孤立に介入した場合、年間約1万1000人の死亡を防げる可能性があるという。
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◆ お知らせ ◆
□次号の発刊は、令和8年6月29日(月)です。
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先日久しぶりに動物園に行きました。普段知ることのない動物がたくさんいて勉強になりました。人生知らないことばかりなので、学びが楽しいうちはどんどん吸収していこうと思いました。
【発行】株式会社THF( support@thfweb.jp )
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□ 当社についてのお問合せ
→ Tel:029-861-7617/Fax:029-861-7618
□ ホームページ → http://thfweb.jp/
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□ Facebook
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~高血圧症に処方されるCa拮抗薬とARB~
Ca拮抗薬(カルシウム拮抗薬)は、現在、国内において最も多く使われている降圧薬です。主作用は、血管を拡張して血圧を下げることにあり、そのためには血管平滑筋のカルシウム(Ca²⁺)流入を抑えるとされています。Ca²⁺が細胞内に流入すると、アクチンとミオシンが相互に作用し、血管の筋肉(血管平滑筋)が収縮し、縮むとされています。この作用を弱めるのがCa拮抗薬です。薬剤(成分)名としては、アムロジピン、ニフェジピン、シルニジピンなどが挙げられます。なお、アムロジピンの商品名はアムロジンです。副作用としては、足の浮腫(むくみ)や顔面紅潮、稀に動悸などが起きると言われています。
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)も、国内で最も処方頻度が高い薬です。主作用は、血管収縮を抑制するもので、その機序としてレニン・アンジオテンシン系の抑制があります。腎臓からレニンが分泌され、最終的にアンジオテンシンIIが作用して血管を収縮させますが、その“作用”を遮断することで、血圧上昇系の働きを弱めるとされています。
薬剤(成分)名としては、ロサルタン、カンデサルタン、テルミサルタン、オルメサルタンなどが挙げられます。副作用としては、高カリウム血症や腎機能悪化(腎動脈狭窄時)が起きうるようですが、その確率は非常に低いとされています。なお、ARBとCa拮抗薬のいずれが高齢者にお勧めかといった研究もなされています。
【監修:吉村隆喜(育和会記念病院院長、循環器内科、医師、医学博士)】
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【British Journal of Sports Medicine】
場面別身体活動とメンタルヘルスとの関連を検証した372の研究(研究参加者約332万人)のシステマティックレビューとメタ解析。余暇身体活動はメンタルヘルスと正の関連(r=0.205)を示し、精神的不調とは負の関連(r=−0.149)を示した。移動に伴う身体活動(r=0.138)や家事での身体活動(r=0.096)もメンタルヘルスと正の関連を示した。一方、仕事関連の身体活動は精神的不調と正の関連(r=0.134)を示した。結論として、メンタルヘルス改善には余暇での身体活動が最も有効であり、その促進が推奨される。
https://bjsm.bmj.com/content/60/4/267.long
【European Heart Journal】
英国バイオバンクの前向きコホート研究のデータセットを用いて、加速度計96,408人と質問票375,730人の身体活動データと死亡および疾患発症との関連を解析した。その結果、総身体活動量に占める高強度身体活動(VPA)の割合が高いほど、心血管疾患、2型糖尿病、認知症など8つの疾患と全死亡の発症リスクが低下した。VPAが4%超の群では0%の群に比べて29%~61%リスクが低く、身体活動量より活動強度の寄与が大きかった。
https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehag168
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□社会的孤立の死亡リスクは低学歴、喫煙者等で高いことが明らかに
社会的に孤立している人は、そうでない人に比べて成人で死亡リスクが約33%、高齢者では約35%高いとされているが、教育歴や所得などの社会的属性によってどう異なるかは分かっていなかった。そこで、京都大学大学院医学研究科の近藤尚己教授らの研究グループは、JAGESのデータを用い、社会的孤立の影響をより強く受ける人を特定し、介入による効果を分析した。
その結果、社会的に孤立している高齢者において、より高齢である人や男性、低学歴、喫煙者などで生存年数が最大3~4倍短くなることが分かった。低学歴の高齢者の社会的孤立に介入した場合、年間約1万1000人の死亡を防げる可能性があるという。
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◆ お知らせ ◆
□次号の発刊は、令和8年6月29日(月)です。
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先日久しぶりに動物園に行きました。普段知ることのない動物がたくさんいて勉強になりました。人生知らないことばかりなので、学びが楽しいうちはどんどん吸収していこうと思いました。
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