健康支援事業のコンサルティング会社
株式会社 THF トップページ » メールマガジン » 4月27日号 THF Communication No.300

4月27日号 THF Communication No.300

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■                        
■■         THF Communication !!      
■                          <No.300>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ What's New ◆
~最新のTHF関連トピックスを紹介します~

□田中喜代次(THF代表取締役、筑波大学名誉教授)コラム
~高血圧症の主な降圧薬~

主たる降圧薬は、①カルシウム(Ca)拮抗薬、②アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB:angiotensin II receptor blocker)、③アンジオテンシン変換酵素(ACE, angiotensin-converting enzyme)阻害薬、④利尿薬、⑤β遮断薬(βアドレナリン受容体のブロック)、⑥α遮断薬(αアドレナリン受容体のブロック)です。例えば、よく処方されるアムロジピンというCa拮抗薬は、成分名(一般名)であって、実際に処方/販売される際には商品名(製品名)がつきます。商品名としてはアムロジピン(各社)、ノルバスク(先発医薬品)があります。“アムロジピンベジル酸塩”は成分名であり、多くの薬では成分名と商品名は異なります。
β遮断薬のビソプロロールは成分名で、メインテートは商品名の一つです。α遮断薬では、ドキサゾシンが成分名、カルデナリンが商品名、またプラゾシンが成分名、ミニプレス(前立腺の薬として処方されることが多い)が商品名、さらにテラゾシンが成分名、バソメットが商品名となります。なお、これらのα遮断薬は、高血圧および前立腺肥大に処方され、前立腺選択性(排尿症状違和感の緩和に特化)したものとして、タムスロシン(成分名)、ハルナール(商品名)や、シロドシン(成分名)、ユリーフ(商品名)があります。前立腺肥大に処方された薬でありつつ、降圧効果が起きることは珍しくありません。詳細については、8月号で解説します。次回(6月号)は、カルシウム(Ca)拮抗薬とARBに限定して、次々回(7月号)は、利尿薬とACE阻害薬について、そして8月号ではβ遮断薬とα遮断薬について解説します。
【監修:吉村隆喜(育和会記念病院院長、循環器内科、医師、医学博士)】  

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆ Academic News ◆
【British Journal of Sports Medicine】
思春期から高齢期までの余暇身体活動が就業終盤の労働能力に与える影響を検討した、45年間のフィンランドにおけるコホート研究。生涯を通じて余暇身体活動が高いほど終盤の労働能力は高く、特に中高年期の活動量が強く関連した。若年期からの不活動は終盤の労働能力低下リスクとなり、早期から継続的に身体活動を促進することの重要性が示された。
https://bjsm.bmj.com/content/60/8/583.long

【Lancet Global Health】
2000~2022年の156ヵ国を対象とした縦断的パネルデータを用いた分析の結果、気温上昇は成人の身体不活動を増加させた。平均27.8度を超える月が1ヵ月増えると不活動は1.44%ポイント上昇した。2050年には不活動が0.98~1.75%ポイント増え、47~70万人の過剰死亡と年24~37億国際ドルの生産性損失が生じると推計された。熱適応型都市設計や冷房完備の運動施設の整備、熱中症リスクコミュニケーションの強化が急務である。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2214109X25004723?via%3Dihub
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆気になる健康関連ニュース◆

□ 「高齢者にやさしいまち指標」を開発(JAGES調査研究)

高齢化が急速に進む中、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられる高齢者にやさしいまちの取り組みが重要となっている。世界保健機構(WHO)は、「高齢者にやさしいまち(AFC)」を、年齢を重ねても健康で人とのつながりを持ちながら、自分らしく安心して暮らせるまちとしている。
医療経済研究機構研究部研究員の藤原聡子氏らは、WHOのガイドラインに基づき、「認知症にやさしいまち(DFC)」の視点を含めた、地域レベルの「高齢者にやさしいまち指標」を開発した。この指標は、高齢者にやさしい物理的環境や社会参加とコミュニケーションなどを示す17指標から成る。この指標を用いた調査では、各指標の評価が高いほど生活機能の低下が少なかったり、幸福感の高い人が多かったりしていた。自治体による継続的な使用で、「高齢者にやさしいまち」の経年変化を把握でき、異なる自治体の指標の得点を比較することで、地域の強みや課題が分かるため、今後の活用が期待される。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ お知らせ ◆
□次号の発刊は、令和8年5月25日(月)です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最近、コミュニティバスが目に留まりました。普段バスに乗る機会はありませんが、いざ必要となったときに経路や利用方法を知っておくことは大切だと感じました。今度あえてバスで移動してみたいと思いました。

【発行】株式会社THF( support@thfweb.jp
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
□ 当社についてのお問合せ
→ Tel:029-861-7617/Fax:029-861-7618
□ ホームページ → http://thfweb.jp/
(メルマガが不要な方はこちらより登録解除を行なって下さい)
□ Facebook
https://www.facebook.com/THF.TsukubaHealthFrontier
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━