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1月31日号 THF Communication No.249

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■■        THF Communication !!      
■                   <No. 249>
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◆ 新年のご挨拶 ◆

謹賀新年 2022
皆さまのご多幸とご繁栄を祈念しております

2020年初頭以降、今なお感染拡大が衰えない新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)の世界的蔓延に伴い、日常生活(経済活動、医療・介護・
福祉活動、教育活動、芸能活動、スポーツ活動など)への影響は極めて甚大
となっております。フィットネスやスポーツの愛好家にとっては、余暇を
楽しむ機会までもが奪われています。こういった事態は過去に例がなく、
外出自粛要請・自宅待機・テレワークに伴う心身への影響が懸念されます。
国民はこの事態を不幸中の幸いとして捉え、ライフスタイルをチェンジする
よい機会に位置づけましょう。健幸華齢やQoLの保持への関心を高めて、
各自に合った行動変容を積極的に起こすスイッチをONにしていきましょう。

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◆ Academic News ◆
~最近の気になる研究や論文情報を紹介します~

【British Journal of Sports Medicine】
持久性体力と死亡率の量反応関係を報告したコホート研究34件の結果を
メタ解析という手法を用いて統合した。その結果、持久性体力が1メッツ増える
ごとに、全死因死亡は12%(95%信頼区間:7%-17%)、循環器疾患死亡は
13%(9%-17%)、がん死亡は7%(4%-9%)リスクが低減した。
将来の健康のために、持久性体力を高めることの重要性が示された。
https://bjsm.bmj.com/content/early/2022/01/12/bjsports-2021-104876.long

【JAMA Oncology】
米国におけるがんサバイバー1,535人を対象に最長9年間(中央値4.5年間)
追跡し、座位時間および余暇身体活動と死亡との関連を検討したコホート研究。
余暇身体活動が週150分以上であると、週0分の集団と比較して、全死因死亡の
ハザード比が0.34倍(95%信頼区間:0.20-0.60)、がん死亡は0.32倍(0.15-0.70)
となった。また、座位時間が1日8時間以上であると、4時間未満の集団と比較して、
全死因死亡のハザード比が1.81倍(1.05-3.14)、がん死亡が2.27倍(1.08-4.79)
となった。余暇身体活動が週0分で座位時間が8時間以上の場合、総死亡のハザード比
が5.38倍(2.99-9.67)、がん死亡のハザード比が4.71倍(1.60-13.9)であった。
https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/article-abstract/2787951

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◆ 気になる健康関連ニュース ◆
□ 高齢者における歯の本数と閉じこもりとの関連

東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野博士課程のハゼム・アッバス氏が、
歯の本数が20本未満の高齢者は、20本以上と比べて、6年後の閉じこもりが
1.42倍多くなることを公表した。外出頻度が週1回未満の状態である閉じこもりは、
社会的孤立や身体活動量の低下を招き、要介護リスクの増加などにつながる可能性がある。
アッバス氏らは、日本の13市町村が参加した日本老年学的評価研究のデータを使い、
2010年時点で要介護状態でない65歳以上の高齢者2万6579人を対象に、6年間の
追跡研究をおこなった。歯の本数と口腔機能が将来の閉じこもりと関連するかを
検討した結果、歯の本数が20本未満だと20本以上と比べて6年後の閉じこもりは
1.42倍多く、咀嚼困難はそうでない場合に比べて1.28倍多かった。
咀嚼困難や歯の本数が20本未満であることと閉じこもりとの関連の効果は、
年齢が70歳から75歳になることと同程度だった。
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◆ お知らせ ◆
□次号の発刊は、令和4年2月28日(月)です。
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今月はつくばでも雪が降り、寒さの厳しい日々が続いています。
暖かく過ごすために必須の暖房器具ですが、CO2排出量は、電気ストーブ、
エアコン、電気カーペット、こたつの順に低いそうですよ。

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