健康支援事業のコンサルティング会社

1月25日号 THF Communication No.237

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■■        THF Communication !!      
■                   <No. 237>
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◆ 新年のご挨拶 ◆
謹賀新年 2021
皆さまのご多幸とご発展を祈念しております

2020年初頭以降、爆発的な感染拡大を見せている新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)の世界的蔓延に伴い、国内においても不要不急の外出を控えよと
いう注意喚起が連日にわたり流され、人々の外出時間が著しく短くなっています。
日常の社会生活(経済活動、医療・介護・福祉活動、教育活動、芸能活動、
スポーツ活動など)への影響は極めて甚大と言え、フィットネスやスポーツの
愛好家にとっては、余暇を楽しむ機会までもが奪われています。
こういった事態は過去に例がなく、外出自粛要請・自宅待機・テレワークに伴う
心身への影響が懸念されます。国民はこの不幸を不幸として終わらせるのではなく、
ライフスタイルをチェンジするよい機会と捉え、健幸華齢やQoLの保持への
関心を高めて、各自に合った行動変容を積極的に起こすスイッチを
ONにしていくことが肝要と思います。次号からは、その一策として
自宅型運動(home-based fitness)や自宅型ダイエット(調理を含む適切な
食行動)に取り組む術の一端を数回に分けて紹介したいと思います。
 座位ストレッチ
 座位筋トレ
 自重筋トレ
 自宅型マシン筋トレ
 三次元加速度振動トレーニング
 高肥満者の食事
 高血圧者の食事
 高血糖者の食事
 高脂血者の食事
 高尿酸者の食事
 など

◆ What's New ◆
~最新のTHF関連トピックスを紹介します~

□「研究データ収集」協力者募集 30~59歳男女!
労働者の健康づくりを目的とする研究へのデータ収集協力者を募集します。

◇ 対象者(下記全ての該当者)
① 年齢30~59歳の男女で、昨年度の本研究に参加していない
② 勤務地が茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県のいずれか
③ 現在の雇用先が1か所で、在職年数が1年以上、かつ同じ職種に従事している
④ 1日当たり6時間(週4日)以上勤務するパート・アルバイト以外の被雇用者
⑤ 2020年6月以降、コロナウイルスの影響により在宅勤務が増えていない
⑥ 1年以内の健診結果写し(要血液検査)の提出が可能
⑦ 説明・測定会への参加と、翌日より1週間の活動量計装着
(腕時計型と腰部装着型)、日誌記入が可能
⑧ ペースメーカーの使用や運動制限がなく、体力測定(3分間の踏み台昇降)が可能

◇ 謝礼  5,000円

◇ 説明・測定会日時
下記のいずれか1日(1時間程度)にご来社ください。
1月28(木)、30(土)
2月2(火)、7(日)、10(水)、13(土)、14(日)、18(木)、20(土)


(平日)10:30~、19:00~
(土日)9:30~、11:00~、13:30~、15:00~

◇ 場所 
㈱THF(つくば市天久保2-14-2つくばイーストビル3階)

◇ 詳しい内容や、申し込み応募フォームは、弊社ホームページをご覧ください。
https://thfweb.jp/ (電話申し込みも可)。


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◆ Academic News ◆

【JAMA】
米国予防医療専門委員会(Preventive Services Task Force)より、
循環器疾患リスクのある成人に対しては、健康的な食事と身体活動を
促進させる行動カウンセリングを提供することの推奨が発表された。
この推奨は、行動カウンセリングの有効性と有害事象を報告している
ランダム化比較試験のシステマティックレビューおよびメタ解析を
基にしている。このシステマティックレビューでは、94のランダム化
比較試験が採択され、対象者数は52,174人であった。そのうち、
9つのランダム化比較試験の統合結果から、健康的な食事と身体活動に
関するカウンセリングによって、循環器疾患のイベント発生は20%
低くなる(95%信頼区間:13%~27%)ことが示された。
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2773279

【JAMA Internal Medicine】
高強度身体活動の重要性を検討したコホート研究。米国における403,681人
(女性51.7%、年齢42.8±16.3歳)を中央値で10.1年間追跡し、その間に
36,861人の死亡が確認された。質問紙で評価された中強度身体活動(MPA)、
高強度身体活動(VPA)はともに低い死亡率と関連していた。
MPAの場合、週0分と比較し、週150-299分では死亡率が17%低かった
(95%信頼区間:13%~20%)。VPAの場合、週0分と比較し、週75-149分で
死亡率が20%低かった(16%~24%)。中高強度身体活動(MVPA)を実施している
集団の中では、VPAの割合が高いほど、死亡率は低かった。
例えば、VPAが0%と比較して、総身体活動の50%~70%がVPAの集団では、
死亡率が17%低かった(12%~22%)。このことから、MPAだけでなく、
VPAを推奨することの重要性が示された。
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2772939



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◆ 気になる健康関連ニュース ◆

□ 日本人は世界一睡眠時間が短い

~良質な睡眠のための工夫~
ヒトは人生の約3分の1は睡眠をしている。脳や心身の休息のために
睡眠は欠かせないが、近年ライフスタイルの変化から睡眠の質が
低下していると言われている。なかでも日本人は、睡眠時間が世界一
短いことがあらゆる統計から明らかになっており、「国民生活時間調査」
によると、1960年代に8時間13分であった睡眠時間が、ライフスタイルが
夜型に変化していることが原因で2015年には、7時間15分まで減少している。
70歳以上の睡眠時間についても6時間以上7時間未満が最も多く、次いで
5時間以上6時間未満という結果になっている。
睡眠不足は、心身の健康状態を悪化させ、またメンタルヘルスの不調にもつながり、
生活の様々な場面で悪影響を及ぼす。良質な睡眠をとるために重要なことは、
光を浴びることである。日中は光を浴び、夜はできるだけ光を避ける。
夜スマートフォンやテレビの光に触れることは、質の良い睡眠の妨げになるため、
注意が必要である。また体温も重要である。体温が高い時(日中)に活動の
パフォーマンスが向上し、低くなること(夜間)で睡眠の質が高まる。
スムーズに入眠するためには、就寝90分前までに入浴をすませ体温を下げてから
就寝することを心がける。

参考資料
・厚生労働省 『国民健康・栄養調査 2015』
・米科学誌「サイエンス・アドバンシーズ」(電子版)2016年5月6日号


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◆ お知らせ ◆

□ 次号の発刊は、令和3年2月22日(月)です。
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今年は、いつもとは違う2021年を迎えた方が多かったのではないでしょうか。
私は年末、モチベーションが上がらず年始に気を引き締め直して
家の大掃除をしました。今の綺麗な状態をキープすることを今年の目標の
一つにしようと密かに思っています。みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【発行】株式会社THF( support@thfweb.jp
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