健康支援事業のコンサルティング会社

7月29日号 THF Communication Vol.219

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■■      THF Communication !!       

■                   <Vol.219>

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◆ What's New ◆

~最新のTHF関連トピックスを紹介します~

□書籍発売のお知らせ

弊社代表取締役田中喜代次が編集代表を務めた、
「健幸華齢のためのスマートライフ」(定価2800円+税)が
2019年6月30日、サンライフ企画より発行されました。
本書では、多くの人々が身体的・精神的・社会的なフレイル化への
移行を阻止し、心身の両面で良好な状態をできるだけ長く
維持できることを願い、スマートライフのあり方について解説しています。
機会がありましたら、お手に取ってご覧ください。


□健康コラム「脂質異常症について熟考する」

平成元年から10年間に集めた心筋梗塞・狭心症患者134名の
HDLCの平均は37 mg/dlであった。多くの人が20台から30台という
低値だった。LDLCには個人差があり、100程度から300以上の人もいた。
中性脂肪にはさらに大きな個人差があり、150未満から3000以上を
示す人がいた。
米厚生省、農務省による「食事ガイドライン諮問委員会」は、
「コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではなく、食事からの
コレステロール摂取と血清コレステロール(検査値)の間に関連性はない」
と結論付けている(2013年2月20日)。
九州大学の医療経営・管理学が専門の馬場園研究室から発信された
研究データを見ると、コレステロールが高めでも投薬の必要性が低いこと
(個人差が大きく人によっては逆効果)を示唆している。死亡率は
コレステロール高値群と低値群の両方で高く、180~259 mg/dlの群の
総死亡率が最も低いことを明らかにした。
コレステロール群が280を超えると、心疾患や脳血管疾患による死亡率が
高まり、160あたりを下回ると悪性疾患(がん)による死亡率が高まる。
特に閉経後の日本女性に対して、一様にコレステロールを下げようとする
医療の不適切性に馬場園教授らは警鐘をならしている。茨城県民、
東京都小金井市と秋田県南外村の在宅高齢者、ハワイ在住の日系アメリカ人、
イタリアの高齢者においても共通して低いことも要注意といえる研究論文が
発表されている。なお、動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017や
脂質異常症診療ガイド2018の内容とはやはり大きく異なっているため、
これらの基準と疫学的研究結果とのギャップについては、
有識者会議などで鋭意検討されることが望まれる。
(第20回日本健康支援学会(東北大学、永富良一大会長、
2019年3月2-3日)での理事長(田中喜代次)講演の一部)


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◆ Academic News ◆

~最近の気になる研究や論文情報を紹介します~

【JAMA Internal Medicine】
高齢者に対する長期的な(1年以上の)運動介入効果についての
システマティックレビューとメタ解析。46の研究が採択され、
40の研究がメタ解析に供された。運動種目は多要素トレーニングが多く、
頻度は週3回、1回あたり約50分、中強度が多かった。
対照群にも何らかの介入が加えられていた。運動群では
転倒リスクが下がり(リスク比0.88;95%信頼区間0.79-0.98)、
ケガを伴う転倒リスクも下がっていた(リスク比0.74;95%信頼区0.62-0.88)。
骨折リスクも下がる傾向にあった(リスク比0.84;95%信頼区間0.71-1.00)。
一方、複数転倒、入院、死亡については運動介入の有効性は
認められなかった。以上の結果から、高齢者に対する
1年以上の運動介入によって、転倒予防効果が期待できる。
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2719424

【Obesity (Silver Spring)】
24週間の食事改善による減量介入期間中に、1回50分間の
中強度身体活動を週6日おこなった群と、1回25分間の
中強度身体活動を1日2回、週6日おこなった群を比較した。
その結果、1回25分間の群で、体重が有意に減少し(-8.08 kg vs -6.39 kg)、
BMI、腹囲も有意に減少したが、その他の代謝因子(血液検査結果)には
差が見られなかった。以上の結果から、1回当たりの身体活動時間を
短く設定したほうが、減量効果が高まることが期待できる。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/oby.22416


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◆ 気になる健康関連ニュース ◆

□「生涯スポーツ社会」実現へ関係者が検討・共有

スポーツ・フォー・オール(生涯スポーツ)に関する国際会議である
「第26回TAFISAワールドコングレス2019東京」が
11月13日~16日に開催される。会議には、各国のスポーツ関係省庁の
代表者や関係団体、研究者など約500名が参集し、生涯にわたり
日常生活の中でスポーツが楽しめる「生涯スポーツ社会」の
実現性に向けたアイディアを検討・共有する。
わが国では、今年のラグビーワールドカップや、
2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会、
2021年のワールドマスターズゲームズ2021関西
というメガスポーツイベントが3年連続で開催される予定で、
多くの国民がスポーツの魅力に触れ、スポーツを通じて
様々な社会問題の解決を目指す機運が高まっている。
組織委員会の伊藤会長は会見で
「来年のオリンピック・パラリンピックの先を見据え、
多くの国民に生涯にわたってスポーツを楽しむという理念に関心を持ち、
各国における生涯スポーツについての議論に直接触れていただきたい」
と述べた。


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◆ お知らせ ◆

□ 次号の発刊は、8月26日(月)です。
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7月は雨が多い月となりましたね。
本日、関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。
これから暑い日が続くと思いますが、体調を崩さないように、
十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動をおこない、
夏を乗り切りましょう!


【発行】株式会社THF( support@thfweb.jp
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