THFメールマガジン

■THF Communication!!vol.104

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■■ THF Communication !!

                   < Vol.104 >

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Special contents

今月は田中社長から『ガイドラインについて』のお話を頂きました。

近年、ガイドライン作成が流行っています。たくさん作成されれば、人々に有益な情報が提供されますが、解釈の違いによって混乱を招くこともありますね。食事栄養摂取基準、塩分摂取基準、運動基準、メタボリックシンドローム判定基準など、いろいろな基準・指針を国の諮問委員会や学会などがつくることは良いと思いますが、あくまでも目安の一つに過ぎず、決して拘束力があるものではありません。飲酒運転やスピード違反といった法規制とは異なり、他者が強要するものではないと言えます。

 肥満判定基準においては、外国 BMI 30 以上、日本 25 以上であり、身長 180 cm なら 16 kg もの差が生じます。メタボ判定(女性の腹囲)では、 90 cm を 80 cm に変更すれば,メタボは倍増するでしょう。

 アメリカ農務省 (USDA) のフードピラミッドは、決して推奨されるものではないとの強い批判が栄養医学専門家から出ています。トランス脂肪酸の問題が最近になって一般国民に知られるようになりましたが、専門家の間ではもっと以前から指摘されていたことです。

 女子栄養大学式の4群点数法では、1?3群を男女とも1点に限定するのと、男性は1群、2群あたりを 1.5 点まで許容するのと、どちらが良いのか自問自答を繰り返しています。身長差、年齢差、肉体労働かデスクワークか、スポーツ活動の有無などを考えると、また体質までを考慮すると、幅をもたせる導きが本来の姿ではないでしょうか?

 読者のみなさま、1年間お疲れさまでした。経済不況が長引き、政権交代が現実となって仕分け作業の対象になった法人・部署もあろうかと想います。忘年会を有意義に活かし、済んだことは忘れ、来年の好転を念じましょう。良い年末年始をお迎えください。

 

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◆ Academic News ◆

〜最近の気になる研究や論文情報を紹介します〜

【 Archives of Internal Medicine 】

コミュニティ・ベースの参加型研究を通じて、介入を実施した。介入内容は、グループ主催のウォーキング・イベントや、ウォーキング・ルートの制定、ウォーキングに関する情報提供、歩行者の安全確保の周知などである。その結果、ウォーキング・グループの参加者において、 1 日あたりの歩行時間が有意に増加した。中程度以上の強度の運動を週 150 分以上実施している者の割合も有意に増加した。このことから、参加型研究を通じた多面的な介入は、地域住民のウォーキングを促進させると言える。
http://ajph.aphapublications.org/cgi/content/abstract/99/S3/S593

【 Circulation 】
IDF や AHA などの国際機関が合同でまとめたメタボリックシンドロームの統一見解(判定基準・定義)が掲載された。下記の 5 つの条件のうち、 3 つの条件を満たす場合をメタボリックシンドロームと判定する。なお、「腹囲増大」の基準値は、国・人種によって異なる値が適用されるが、これについては各国の定める値を適用することとしている(日本は、男性 85 cm 以上、女性 90 cm 以上)。 これまでは機関によって( IDF など)は「腹囲増大」が必須条件に含まれることもあったが、それが撤廃された(必須ではなくなった)。【条件】 1 )腹囲増大:国・人種に応じた値、 2 )中性脂肪高値: 150 mg/dL 以上、 3 ) HDL-C 高値:男 性 40 mg/dL 未満、女性 50 mg/dL 未満、 4 )血圧高値:収縮期血圧 130 mmHg 以上かつ / または拡張期血圧 85 mmHg 以上、 5 )空腹時血糖高値: 100 mg/dL 以上

( 注 ) あくまで国際機関での決定であり、この基準値がすぐに日本で実施されるかどうかはわかりません。


http://circ.ahajournals.org/cgi/content/abstract/120/16/1640

 

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◆気になる健康関連ニュース◆

〜最近の健康関連情報を紹介します〜

□平成 20 年国民健康・栄養調査結果(2)

国民健康・栄養調査結果の続報です。

メタボリックシンドロームの該当者・予備群の調査は、 20 年度施行の特定検診・保健指導から今回で 3 回目の調査となるが、該当者は 20 歳以上で、男性 25.3 %、女性 10.6 %、予備群は男性 21.9 %、女性 8.3 %だった。保険者による特定健診等の実施が義務化された 40 〜 74 歳に限ると、積極的支援の対象に相当する該当者は、男性 27.0 %、女性 11.9 %で全体で 18.1 %となった。国民健康・栄養調査では、メタボリックシンドローム該当者等の調査の客体数が少ないため、前年との単純な比較が難しい。さらに血液検査では空腹時採血が困難なため、診断基準にある空腹時血糖値と中性脂肪値では判定していない。また、特定健診・保健指導で特定保健指導の対象者数も集計されるため、メタボリックシンドロームの調査は今回で最後の予定という。

 

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お知らせ ◆

次号の発刊は、 1 月 25 日(月)です。

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 今年もあと 10 日余りとなってきました。今年 1 年は皆様にとっていかがだったでしょうか?今年を表す文字は「新」でしたね。来年も気持ちを新たに健康支援事業を展開していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 

 

【発行】株式会社THF( support@thfweb.jp

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筑波大学田中研究室

http://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/~tanaka/index.html

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